玉面桃花

玉面桃花

江南の小さな町・雲莱鎮で胡一家は精肉店を営んでいた。ある日、貧しそうな書生風の少年が店を訪ねて来る。親同士が決めた阿嬌(胡嬌)の許婚・許清嘉だ。親と死に別れた許清嘉は胡家に身を寄せて勉学に励み、7年後、みごと科挙に合格、それも第2位の「榜眼」として帰ってきた。線が細く腕力のない許清嘉との結婚を阿嬌は断固拒否するが、許清嘉は世話になった胡家への恩返しのためにも絶対に結婚すると言い張るのだった。

許清嘉の帰郷を祝って開かれた酒席で、阿嬌は許清嘉が未来の夫にふさわしくないことを証明しようとして失敗、父親に叱られ納戸に閉じ込められてしまう。自分との結婚を拒む理由を許清嘉から問われた阿嬌は、自分が選んだ相手に嫁いだ母のような生き方をしたいと答える。翌日、許清嘉の結婚を見届けるために都から丞相府の第2執事、賈権が許清嘉を訪ねてくる。その頃、阿嬌はヒョウ局の阿牛に会うため、胡家を抜け出していた。

許清嘉が、丞相の賈昌から持ちかけられた娘との縁談を断って許婚のもとに帰郷したことは皇帝の耳にも入っていた。丞相との出会いには謎が多く、何か裏がありそうだ。筋を通すため、何としても結婚しなければならないという許清嘉の話を聞いた阿嬌は皮算用を始める。許清嘉と結婚すれば、毎月の俸禄から自分の店の開店資金を貯めることができる。経済的に自立すれば結婚相手は自由に選べるはずだ。

キャスト: クリスティ・チャン=チャン・ハンユン、トン・モンシー、チェン・イーロン、ゾン・イーシュエン、ワン・ルオリン、ション・フイズー ほか