大秦帝国

大秦帝国

戦国時代の中国大陸には「戦国七雄」と呼ばれる国々があった。斉・楚・燕・趙・魏・韓・秦である。中原より遥か西部に位置し、七雄ながらも弱小国扱いされ、会盟にも呼ばれなかった秦国は、隣国・魏からの侵略に常に脅かされていた。紀元前362年、秦国の24代君主・献公は歩兵および騎兵20数万を率いて、河西の要地・少梁を攻撃。一方、魏国は宰相・公叔座を総師とし、重装備兵20数万を配して秦国を迎撃した。

河西地方・少梁の戦にて、毒矢を受けて重傷を負った秦国君主・献公は、次男・渠梁に指揮の符を授け、秦軍は少梁での戦いから撤退した。死を目の前にした献公は、国家改革のために2人の息子どちらが後継者に相応しいか、老太師・甘龍に意見を求める。長男・贏虔は勇猛果敢で寛容にして徳が深く、軍内や宮廷内でも人望を集めている。贏虔が即位すれば、民を団結させて、失った土地を奪還できる。

秦国君主・献公は、魏国の公叔座を捕らえた次男・渠梁の能力を買い、後継者に任命した。そして、長男・エイ虔には重臣として渠梁を支えるよう誓いを立てさせる。献公は渠梁に「報復を焦ってはならぬ」「臣下には誠意を忘れず、内政を安定させよ」「兄弟で心を一つにし、憎み合わぬこと」この3つのことを守るよう伝え、息を引き取った。紀元前362年冬、国の存亡が危ぶまれている時期に、渠梁は第25代君主・孝公に即位する。出演孝公:ホウ・ヨン商鞅:ワン・ジーフェイ白雪:カオ・ユエンユエン甘龍:ソン・フェイフー太后:リュイ・チョン龐涓:ユウ・ヨン■スタッフ監督:ホアン・ジェンチョン/ヤン・イー製作年:2008年/製作国:中国/言語:中国語/音声:ステレオ(モノラル2ch)