チャン・オクチョン

チャン・オクチョン

朝鮮王朝を揺るがした天下の悪女として知られる張禧嬪(チャン・ヒビン=チャン・オクチョン)。美貌と知略で男をたぶらかし、政治にまで介入する妖婦の姿は恐ろしく、その波乱万丈の生涯はこれまで何度となく映像化されてきた。しかし、歴史ドラマ初挑戦のキム・テヒ(『マイ・プリンセス』『私とスターの99日』)が演じた本作のチャン・オクチョンは決して妖婦ではなく、狂おしいほどに王を愛したために罰せられた悲劇の女性だ。また、ユ・アイン(『トキメキ☆成均館スキャンダル』)が演じた粛宗は、年上のイニョン王妃や張禧嬪に翻弄されたイメージがあるが、本作では西人派の陰謀と反発に敢然と立ち向かい、オクチョンを守るためにすべてをかける強い意志を持った王として描かれている。引き寄せられるように互いを求め合う二人…その愛が強ければ強いほど、反比例するかのように二人を引き裂こうとする力も強くなっていく。 はたして、切なくも美しい2人の愛の物語の行方とは?制作国:韓国 総話数:全24話「トンイ」の宿命のライバルであり、朝鮮三大悪女と呼ばれた張禧嬪(チャン・ヒビン=チャン・オクチョン)を、狂おしいほどに王を愛したために罰せられた悲劇の女性として描いた歴史ドラマ。

あらすじ

韓服の仕立てで定評のあるオクチョン。だが母が両班チョ・サソク家の賤民であることが知られ、仕立ての依頼が途絶えてしまう。一方、王宮では世子嬪選びが始まる。世子イ・スンは偶然を装って世子嬪候補と出会うはずだったが、手違いで服の寸法を取りに来たオクチョンと出会ってしまう。そんな中で王・顯宗(ヒョジョン)が崩御し、スンが即位すると、大妃をはじめとする西人派と大王大妃率いる南人派の対立が激しさを増していく。押され気味の大王大妃は甥チョ・サソクに対策を依頼する。チョは美貌のオクチョンを使って王の心を取り込もうと目論み、オクチョンの叔父チャン・ヒョンもまた、彼女によって野望を達成しようとしていた。こうして針房の女官として入宮したオクチョンはスンと再会、二人は急速に接近していく。大妃の妨害をかわし、スンとオクチョンはついに想いを遂げる。スンの寵愛を独占するオクチョンは次第に野心を膨らませていくが、同時に大きな不安を背負うことになり……。