瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜

瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜

清の第六代皇帝・乾隆(けんりゅう)帝の治世。後宮では皇后・富察(フチャ)氏が皇帝の寵愛を一身に受けていたが、子を亡くして失意の底におり、高貴妃(こうきひ)にその座を奪われていた。ある日、紫禁城で新たな妃嬪を迎えるための秀女選抜が行われる。重臣の娘たちが最終審査に臨む中、新米女官の吉祥(きっしょう)は誤って令嬢の衣に水をかけてしまう。厳しい罰を与えられる吉祥に、同じく新米女官の魏瓔珞(ぎえいらく)が救いの手を差し伸べる。瓔珞は選抜に合格する秘策を令嬢に伝授するが……。(#1「運命の紫禁城」より)

配信がスタートするやいなや瞬く間に口コミで人気が広がり、一大ブームを巻き起こした本作。ドラマ部門デイリー再生数20日間連続1位、総再生数180億回を突破する歴史的記録を打ち立て、中国版エミー賞と言われる国劇盛典で4冠を獲得した。また、中国からはアクセスがブロックされているGoogleで“2018年世界で最も検索されたTVドラマ”になるという中国ドラマ初の快挙を成し遂げた。あまりの盛り上がりに、華美な描写や欲望渦巻く宮廷闘争が社会主義的価値観に悪影響を及ぼすとして中国当局の批判を受け、テレビ放送が中止に追い込まれるという異例の事態にも発展した。

女官として後宮に入り繍坊で働き始めた魏瓔珞(ぎえいらく)は、持ち前の正義感と頭脳で数々の試練を乗り越えていく一方、ある目的のために密かに行動する。それは後宮で謎の死を遂げた姉の死の真相を突き止めることだった。彼女は富察(フチャ)皇后の弟・傅恒(ふこう)を犯人と疑い近づくが、意に反して彼に惹かれていく。同時に、思いがけず乾隆(けんりゅう)帝からも好意を寄せられ、愛憎渦巻く宮廷で波乱の人生を歩むことに。妃や女官たちの陰謀に晒されながらも、常にそれを上回る知略で相手を追い詰めていく瓔珞の痛快な大逆転劇は大きな反響を呼び、“やられたらやり返す”不屈のヒロイン像は女性版“半沢直樹”と評された。二転三転するミステリーの行方、一筋縄ではいかない三角関係の恋愛など、ドラマチックな展開から一瞬たりとも目が離せない!