始皇帝 天下統一

始皇帝 天下統一

誰もが知る秦の最盛期を、徹底的な時代考証をもとに映像化した歴史超大作。中国屈指の実力派キャストが集結し、中国史上初の天下統一を成し遂げた始皇帝の苦難と葛藤を圧倒的なスケールで描く。 制作国:中国 総話数:全78話

中国全土に勢力を拡大した秦国――その天下統一への道のりを壮大なスケールで描く戦国時代後期、六国の勢力が弱まる中、秦は天下統一に向けて頭角を現し始めていた。紀元前259年冬、趙の邯鄲で人質となっていた秦の王孫・嬴異人とその妻・趙姫の間に息子・嬴政(後の始皇帝)が誕生する。しかし、秦が邯鄲に侵攻し身の危険を感じた嬴異人は、妻子を趙に残し、腹心の呂不韋とともに邯鄲を脱出。秦へ帰国する。紀元前251年、孝文王の即位により太子となった嬴異人は、趙姫と嬴政を秦に迎え入れることに成功。その後、1年の服喪期間を終え即位した孝文王がわずか3日で死去し、王位を継ぐことになる。呂不韋を丞相に就かせて東周を滅ぼし、治国安民を築いていく嬴異人。一方、長きにわたり敵国で過ごした嬴政は、慣れない咸陽で王位に就いた父との確執を消せずにいた。そんな嬴政に天賦の才を見いだした呂不韋は、嬴政に太子の位を与えるよう嬴異人を誘導し、嬴政に接近する。やがて在位わずか3年で嬴異人が崩御。13歳となった嬴政は秦王に即位し、咸陽の政治を左右する中で精神を鍛え、真性の王者へと成長していく。そんな中、呂不韋は政に慣れない太后・趙姫に代わり、相邦の職に就いて実権を独占し始めていた。しかし、理想政治を実現する嬴政に抑圧され、呂不韋の政治理念は次第に嬴政との溝を生んでゆくのだった…。

総製作費165億円! 徹底的な時代考証をもとに秦の最盛期を鮮やかに映像化 多くの時代劇ドラマの中で、史実を踏まえた物語が少なくなっている昨今。『始皇帝 天下統一』は、時代考証に力を入れ、極限まで史実に忠実に始皇帝の生涯を描き出している。脚本チームにおいては、先秦時代の史料を元に8年もの歳月をかけてストーリーを磨き、かつ最新の考古史料を参考にするという徹底ぶり。そうして編み出された物語は、重厚感と説得力に溢れ、中国史好きを唸らせること間違い無しの仕上がりとなっている。他にも、大秦時代の古風な趣を表現するために、数名の歴史学者を歴史顧問として招き、劇中の人物・器物・歴史事件についても入念に考証。可能な限り当時の様相に近づけた甲冑や武器、攻城兵器を用いて描かれる迫力の戦闘シーンは圧巻の一言に尽きる。風習や衣装、建造物などを再現することはもちろんのこと、秦の文化儀礼の専門家を招いて、風俗・人物の儀礼・動き・古文による対話など、俳優陣に対しても様々な面でトレーニングを行ったという。当時の人物の身だしなみや日常の礼儀作法、朝堂の上のあいさつに至るまで、作品を構成する全ての要素においてこだわり抜いた歴史ドラマは他に類を見ない。ぜひ、本作を通して歴史ドラマの醍醐味を存分に味わってほしい。