驪妃(りひ)-The Song of Glory-

驪妃(りひ)-The Song of Glory-

南朝の宋で朱雀盟の刺客として育ち彭城(ほうじょう)王を暗殺する使命を負った驪歌(りか)。彼女はついに彼を暗殺する機会をつかむも失敗、奸臣の陸遠(りくえん)に仲間の阿奴(あど)を殺され、彼女の手には阿奴の腕輪が遺される。すると、その腕輪を見て18年前にさらわれた娘のものだと気づいた沈(しん)夫人が彼女を沈家に迎え入れる。そこで彭城王と陸遠への殺意を秘めた驪歌は沈家の長女のふりを始めるが、一方で陸遠を成敗しようと暗躍する正体不明の英雄と知り合い…。

驪歌(りか)朱雀盟の刺客。無能な為政者である彭城王の暗殺指令を受け、彼の命を狙う。彭城王は両親を死に追いやった仇敵でもある。計画遂行の為に沈家に潜入、沈家の長女となる。

劉義康(りゅうぎこう)彭城王。長く病に臥せっている皇帝の代わりに政治を担っているが、実権を握っているのは奸臣・陸遠。だが、秘かに反撃の準備を進めていて……。