鶴唳華亭外伝〜別雲間〜

鶴唳華亭外伝〜別雲間〜

皇太子・蕭定権(しょうていけん)は、兄の斉王(せいおう)・蕭定棠(しょうていとう)が任地に追放された後、側室となった陸文昔(りくぶんせき)と平穏な生活を送ろうとしていた。しかし、陸文昔が何者かの勢力に脅かされていることを知り、危機を回避するため趙王(ちょうおう)・蕭定楷(しょうていかい)の結婚に乗じて争いを未然に防ごうとする。それでも再び陥れられてしまった蕭定権は、陸文昔や信頼できる臣下となった許昌平(きょしょうへい)に助けられながら、黒幕の正体を明らかにする。
一難去ったと思いきや、今度は長州の戦地に赴いていた伯父の顧思林(こしりん)の戦死の知らせが宮中に届く。蕭定権は急いで長州へ向かうが、そこで従兄弟の顧逢恩(こほうおん)が反乱を計画していたことを知り…。

熱狂的な支持を獲得した前作『鶴唳華亭<かくれいかてい>~Legend of Love~』に引き続き、中国の大手レビューサイト「豆瓣(douban)」で驚異の8.9*という高評価を獲得した待望の続編。 前作では描かれなかった、宮廷内にうごめく陰謀の真の黒幕や、その存在に翻弄される蕭定権と陸文昔の姿を描く。かつての信頼や信念が揺らぐ中、新たな局面で彼らはどんな決断を下すのか、そして蕭定権と父・蕭睿鑑との関係性に変化は訪れるのか…息もつかせぬ展開はそのままに、様々な想いがつまびらかにされ、涙なしには見られない究極の結末を迎える。
皇太子・蕭定権役を演じるのは、人気と実力を兼ね備えた『王女未央-BIOU-』のルオ・ジン。そして、皇太子を支え愛し続けるヒロイン・陸文昔役には、どこか幼さが残る顔立ちながら知性と清廉さを漂わせる『大唐流流〜宮廷を支えた若き女官 〜』のリー・イートン。互いのために人生を捧げる二人の苛烈な愛を迫真の演技で魅せ、俳優として更に名を揚げることとなった。また、皇太子の理解者である顧逢恩役には『三千鴉の恋歌』のジェン・イェチョン。知己としての快活なキャラクターに始まりその後の心の変容まで、確かな演技で体現した。若手からベテランまで、実力派キャストによる胸の奥底に痛烈に響く名演に注目だ。