マザー~無償の愛

マザー~無償の愛

番組概要毎日少しずつ一人の子の母親になっていく。自分の未熟さを子供のせいにし、子供が自分を呼ぶ声に苛立ち、子供がくれた笑顔に一瞬だけ幸せな母親になってもすぐにまた辛い日常に押しつぶされる。それを何百回も何千回も繰り返してこそ、母親が少しずつ母親になり子供が少しずつ子供になっていく。母親というのは、そうした過程を経て、ようやく完成する。このドラマが、そうした過程の出来事を1つ1つ大切に織り込んだストーリーになれば幸いである。周りがいくら後ろ指をさし、2人の間を切り離そうとしても、ぎゅっとつないだ手を離さず、少しずつ母親と子供になっていく話。誰かの母親、誰かの娘になっていくすべての母親と娘たちに声援を送ります。

鳥類学の研究者だったカン・スジンは、勤めていた研究所が閉鎖されたことで小学校の臨時教師になることに。そこでスジンは生徒の1人キム・ヘナと出会う。ヘナは母親のジャヨンと母親の恋人ソラクとの3人暮らしだったが、日常的に虐待を受けている疑いがあった。一方、スジンの母親チャ・ヨンシンは有名な女優だがスジンとは10年近く音信不通だった。ガンであることを宣告されたヨンシンはスジンの行方を捜し始めるも…。

次の勤め先が見つかり、教師を辞めることになったスジン。ヘナのことが気にかかるスジンは先輩にヘナのことを託して出国しようとする。しかしある時、ごみ袋に入れられ捨てられているヘナを見てスジンは結局ヘナを誘拐して一緒にアイスランドへ連れていくことを決める。ヘナが失踪したと見せかけ、2人は密かに空港へ向かう。バスの中でスジンはヘナに『ユンボク』という新しい名前を与え、自分を母と呼ぶように言うのだった。