贅婿[ぜいせい]〜ムコ殿は天才策士〜

贅婿[ぜいせい]〜ムコ殿は天才策士〜

贅婿(ぜいせい)とは?中国で入婿のことをいい、夫が妻の家に入ることを卑しんで贅(あまりもの)と称した。また、贅には質(しち)の意味もあり、貧夫が妻家に金品を納めることができないため、代わりに妻家に質となって労力を提供し、この名がつけられたという。本作においては、現代でエリートビジネスマンだった主人公が突然、跡目争いに揺れる布商の婿養子となったが、現代で培った知識やビジネスセンスを存分に発揮する。さらには、男徳学院で出会った主人公と同じ“贅婿”仲間たちも登場し、物語をさらに楽しませてくれる。

江皓辰(ジャン・ハオチェン)を主人公とする連載小説が打ち切りになり、作家は同じ人物を主人公にしたコメディー小説を執筆することに。その内容とは…。現代から武王朝に転生した江皓辰は、目を覚ますと寧毅(ニン・イー)という別人の姿になっており、借金のカタに布商・蘇(スー)氏の婿養子になることが決まっていた。思わず逃げ出した寧毅だが、そのせいで婚約者の蘇檀児(スー・タンアル)は窮地に。

婚礼の日がやってくる。寧毅は迎える客人の名を覚えていなかったが、機転を利かせて乗り切る。その姿を頼もしく見つめる蘇檀児。ところがそこに烏(ウー)家の長男・烏啓豪(ウー・チーハオ)が乗り込んできて婚姻無効を叫ぶ。彼は寧毅の妻子を名乗る母子を連れていた。婚礼の場は騒然となってしまう。だがここでも寧毅は逆に烏啓豪をやり込めてしまう。...